米国におけるランドスケープアーキテクトの資格・ライセンスの更新

12月 3rd, 2015 by Taguchi Leave a reply »

フロリダ州の場合は、2年に一度更新が必要になっています。今年は、自分の更新の年にあたりました。その間に、資格の所有者はCE(Continuing Educationを16単位取る必要があります。CEは講習会、米国造園学会の会議の講義、もしくは、ウェブサイト講習で取得できます。CEの中の内訳は以下の通りです。
ADV Code-Advance Code 2.00
LR – Laws & Rule 2.00
OPT – Optional 12.00
これらを11月までにCEを取得して、この講習会を受け、州の資格を管理する部署(DBPR)に申請します。その申請費用が230ドルになります。申請に遅れると約100ドルの罰金がかかります。Advance Codeにあたるものは、ADA(American Disability Act)、日本語では、ユニーバーサルデザインに関する法規やBuilding Code、つまり建築基準法に関する講義を受ける必要があります。今回、自分はRedVectorというウェブ講義を購入し、受講しました(二つで約60ドルの講習)。一単位に約一時間かかります。その後に小テストがあります。他の単位は、昨年のフロリダ州造園学会会議で受けた講習になりました(会議参加費は、二日間で約300ドル)。Lawにあたる部分は、マングローブの法規に関することを、その会議で受けました。

以下は、ページの記事
登録ランドスケープアーキテクト|RLA (Registered Landscape Architect)
ここでは、米国におけるRLA(登録ランドスケープアーキテクト)を紹介します。現在では、PLA、つまりprofessional landscape architect と呼ばれています。
RLAは、ランドスケープアーキテクトとしての十分な知識・技術・能力があること示すライセンスです。
米国のほとんどの州では、Licensure Laws(ライセンスに関する法律)により、ランドスケープアーキテクチュアに関する業務遂行、さらには、ランドスケープアーキテクトと名乗ることは、RLAライセンスの保有が無い場合は違法となります。つまり、ランドスケープアーキテクトの仕事は、公共のhealth, safety and welfare(健康・安全・福祉)やenviroment(環境)に関わる重要な業務ですので、そのRLAの持つ専門職の人達がするべきという発想があります。法律に関しては、実際、州ごとにランドスケープアーキテクトに関してPractice Actを当てはめるか、Title Actを当てはめるか定めています。(ASLAによる2009年度の地図を参照。)Practice Actの設定された州では、ランドスケープアーキテクトと名乗る、かつ業務をする両方がRLAのライセンス無しでは禁止されています。Title Actの州では、ランドスケープアーキテクトと名乗るは禁止されていますが、ランドスケープアーキテクチュアの業務を行うのはよいとされています。ASLAでは、現在、全ての州にPractice Actを採用してもらうことを目指しています。参考地図日本のRLAは、現在のところランドスケープアーキテクトを使用についての法的規制は無いと思います。

今日は、少し難しいことを書きましたが、このランドスケープアーキテクトの資格が米国にはあるので、自分の職種は、重要かつ、職種も守られているのだと思います。

関連記事

Advertisement

コメントを残す

Comments links could be nofollow free.