アメリカのビザ申請(就労 H-1B)、OPT等

11月 8th, 2011 by Taguchi Leave a reply »

今回は、アメリカの就労ビザについて書くことにします。なぜかと言うと、この事について、以前にも数人から質問されたことがありますし、どうしても米国で働くには、必要になるものです。更に、申請するにあたって、多くの書類が必要になるのです。私自身は、この書類に関して、あまり知識が無かった為に、苦労しました。学生さんだったり、米国で働きたい人たちは、これを読んで、少しでも必要な就労ビザについて知ってもらえたらと思います。もちろん、ランドスケープアーキテクト、建築家、インテリアデザイナーを目指す方には、特に参考になると思います。

まず、大学を卒業後に大抵の人が取るものが、OPT(Optional Practical Training)というものです。United States Citizenship and Immigration Services (USCIS)に、2003年、私が申請した際は、175ドルかかり、約3ヶ月かかったようです。これで、一年間、卒業後に就労することが出来ます。昔のことで、詳しいことは覚えていませんが、私は、2月中旬に申請したようです。また、このOPTの期間中に、仕事先からのオファーレターがあれば、米国の外の海外にでても、米国に戻ってくることが出来るようです。ただし、このあたりで日本への帰国を考えている人は、少し気をつける必要があるようです。申請はとてもシンプルであり、難しくありません。
 

さて、本題のH-1Bビザ(就労ビザ)です。弁護士(attorney)を通して申請するのが一般的です。だいぶ以前に自分は申請したので、詳細を覚えていないのですが、多くの書類や資料を要求されます。覚えている限りで必用なものを以下に挙げておきます。

  • 今までのパスポート、ビザ
  • I-90カード(飛行機内で書き込み、入国時にホチキスでバスポートに貼られる白いカード。これで、米国の入国管理をしているので重要なものです。)
  • 今までのI-20
  • 税金関係の書類 (W-2 form,最近の給料明細3つ)
  • 卒業証書のコピー
  • OPTカードのコピー
  • 会社からのJob Letter
  • そして、オンラインでDS156というものを大使館の予約をする前に必要となる(以外と、時間がかかる)

I-94 Card 出入国記録カード

I-94 Card 出入国記録カード


日本(もしくは、米国外の海外)の米国大使館での面接が必用なのですが、それに関しては、あまり心配する必要が無いとおもいます。聴かれたことに関して、率直に、分りやすく返答すれば良いです。何の仕事をしているのか?何処で仕事をしているのか?等といった質問です。もちろん、この時は、英語で対応するのですが、海外へ会社から派遣されていく人たちや、学生さんは日本語でやり取りしている方もいました。それでも十分にビザを取得することが出来ると思います。
また、大学院を卒業した人は、大学を卒業した人より優遇があるなど、アメリカは、将来的に有望な人たちからビザを与えるようです。例えば、私のルームメイトは大学で教えているので、彼の職業は、ビザに関して言えば、一番優遇される位置にあります。さらに、一般的な給料がある程度ある必要性があるようです。ただ、この記述は、未来の予定ということですので、申請する際に、ある程度、大きめに書くことができるようです。この点は、弁護士と相談しながら、進めてください。きっと、米国政府としては、給料の多い=重要な人材として観ているのかもしれません。
また費用としては、私が払った費用は、約1500ドル程度だったと思います。三年おきに更新するので、最高2回、計6年まで、このビザで仕事が出来ます。また、このビザの申請中に米国にいなかった期間は、その分の期間だけ延長することができます。しかし、その際は、また費用がかかります。
個人的な経験によると、弁護士は、申請書類(I-129というフォームを書き込む人)であって、ビザに関することは、きちんと自分で管理、知っておく必要があると思います。また申請などにも、最低、半年ほどかかりますので、早くから働いている会社と交渉しておくと良いでしょう。

今回は、つまらない内容でしたが、アメリカに働くには、必要なものですから仕方がありません。とりあえず、ランドスケープで就職を目指す人も、このようなことも知っておいても損はありません。ちなみに私自身は、グリーンカードを申請する際に苦労しました。。。この点は、またいつか書くことにします。

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