2011年度、米国ランドスケープ学科のランキング

2月 22nd, 2011 by Taguchi No comments »

最近、どのような米国のランドスケープの大学が良いか問い合わせがいくつかありましたので、2011年度のランクを更新しておきます。私の卒業したルイジアナ州立大学は、とても良く評価されているようです。テキサスの大学も、ヒーリングガーデンを専門とする先生が有名ですが、同様に良い評価を得ているようですね。

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デザイナーと英語 – 建築家、ランドスケープアーキテクト、インテリアデザイナー等の英語の勉強方法

2月 15th, 2011 by Taguchi 4 comments »

今回は、少しランドスケープから離れて、「デザイナーと英語」ということについて書いてみることにします。

なぜ、このような話題を書くのか?

それは、これから日本国内における建築関係の需要が少なくなる、しかし、海外には、設計を必要とする人達が多くあり、そこにデザインというサービスをしていく事が重要であると私は考えはじめました。この事実と傾向を踏まえると、コミュニケーションツールとしての英語は、デザイナーにとって、とても重要であると思うようになりました。もちろん、10数年の昔は、日本語だけ話せれば十分であったことは間違いないでしょう。しかし、高度経済成長期において職に就いていなかった私達の世代は、これから、10年、20年、30年という期間の将来を考えると、英語というツールの必須になっていく事は間違いないと思っています。

いつの間にか、私は米国でランドスケープアーキテクトの仕事を就いてから、5年以上の年月が過ぎ、留学も含めると約8年近くになります。仕事でも通常は、英語ですし、米国以外の海外のクライアントやコンサルタントの人達とやり取りすることも日常の一部となっています。しかし、私自身が英語が流暢でペラペラなのか?と客観的に見ると、「なかなか、そうではない。」というのが正直なところです。もちろん通常の生活や仕事には、支障が無いのですが、デザインと言う技術だけでなく、マネージメントしたり、チームを引っ張っていく中堅的な立場な自分を考えると、どうしても「コミュニケーション」としての英語を洗練させる必要があると考えるようになりました。これは、長い目で、将来を考えた上です。

オフィス

事務所では、様々な国々の出身のデザイナー達と一緒に働く機会がある。

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ブライアントパーク 安全な公園を目指して

10月 26th, 2010 by Taguchi No comments »

前回のブライアントパークの続きです。この公園の成り立ちを辿ると、少し興味深いものがありますので、簡単にですが、この公園の歴史を紹介させていただきます。

1884年Crystal Palaceの焼失した跡地に出来たReservoir Squareを、ブライアントパークと名づけ公園にしたのが始まりです。そして、この公園に隣接して、1911年にはNew York Public Library(名建築の一つ)が出来ます。1920年代には、地下鉄工事の作業現場になり、その後、1934年に新しく芝生を中心とした公園に再設計されます。

ブライアントパークとニューヨーク州立図書館

1900年初期のブライアントパークとニューヨーク州立図書館の様子を描いた絵


 
しかし、この上にある絵とは現実は異なり、 » Read more: ブライアントパーク 安全な公園を目指して

Bryant Park(ブライアントパーク): ニューヨークの都市公園

9月 20th, 2010 by Taguchi 4 comments »

毎年、9月の初旬(Labor Day Weekend)になるとニューヨークを訪れるというのが、ここ数年の私の恒例イベントになっています。このニューヨーク旅行は、テニス好きな私が大変楽しみにしている、全米オープン(世界四大大会の一つ)を見に行く為です。大抵、丸一日はテニス観戦をし、他の日は、大学時代の旧友に会ったり、美術館などを回ったりします。マンハッタンにある新しいランドスケープ・建築・まちなみ等を見ることは、デザイナーとしての自分に良い刺激を与えてくれます。
 

Bryant Park (ブライアントパーク)

Bryant Park (ブライアントパーク)


 
さて、ニューヨークには、東京のように見所がたくさんあるのですが、その中でも私が大変気に入っている公園が、このBryant Park(ブライアントパーク)です。都市の一角に突然現れる、明るい緑の芝生のオープンスペース。 » Read more: Bryant Park(ブライアントパーク): ニューヨークの都市公園

ランドスケープ留学のアドバイス 続編03 (ランドスケープ留学関連の記事)

8月 25th, 2010 by Taguchi No comments »

今回は、短く簡潔にブログさせて頂きます。
以前から、いくつかランドスケープの留学に関する質問が私のところに寄せられましたが、なかなか米国にある大学を日本から調べることはなかなか苦労すると思います。Landscape Architecture Magazine(March, 2010)にまとまった記事がありましたので、皆さんとシェアしたいと思います。

留学費用などが載っている。 LA Magazine, March 2010

留学費用などが載っている。 LA Magazine, March 2010


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庭を見ること、ランドスケープを訪れること

8月 15th, 2010 by Taguchi 2 comments »

昨日、大学の研究室の先輩とスカイプで話していると、「研究室の学生が質問があるから、相談に載ってくれないか?」と頼まれました。「夏休みの課題として、素晴らしい屋上緑化の事例を見に行きたいのだが、デザインの観点からみてどこがお勧めですか?」という質問でした。

私は、職業柄、さらには、個人的な趣味として、日本や世界の庭やランドスケープを見に行くことが大好きです。なぜかと言うと、現地の庭・都市空間・公園などには、そこに住む人々が、どのように利用しているのか見ることが出来るからです。そして、現地の気候、緑、光、風などを自分で感じながら、空間や景観を観察することがとても重要だと考えています。そして、そこにある快適な空間には、何が影響しているのか思いふけることもあります。

特に、学生の時には、たくさんのランドスケープを見に行きました。一人で行くことも多かったのですが、ルイジアナ州立大学のMax Conrad先生とは、世界各地のランドスケープを見に行きました。今でも、それは、私がデザイナー・計画者としての貴重な糧となっていることは間違いありません。

Max Z Conrad先生。 視察旅行(Field Trip)のインドにて。

Max Z Conrad先生。 視察旅行(Field Trip)のインドにて。

イサムノグチが影響を受けたというJantar Mantar(Jaipurにて)。 左下にいるのは、一緒に旅行をしたルイジアナ州立大学の学生。階段を上るのがMax先生。

イサムノグチが影響を受けたというJantar Mantar(Jaipurにて)。 左下にいるのは、一緒に旅行をしたルイジアナ州立大学の学生。階段を上るのがMax先生。

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