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ホテル・リゾートのランドスケープ  - フロリダのカプティヴァ島とサニベル島(Captiva and Sanibel Island)①

5月 3rd, 2010

以前にいくつか公園や広場などを紹介してきましたが、今回から暫くの間、私が現在住んでいる米国フロリダ州のランドスケープを案内しようと思います。フロリダ州はアメリカの中でも日本から最も遠くにあり、日本人が訪れる機会があまりないので、皆さんにとって中々想像し難い場所のようです。先日、私の両親が初めてコチラに遊びに来たのですが、私が何処の都市に住んでいるのか、あまり理解していなかったようです。。。

アメリカの地図 フロリダ州

アメリカのフロリダ州はココにあります。

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ランドスケープ留学のアドバイス 続編01 -アメリカの大学・大学院

4月 22nd, 2010

さて、前回の留学アドバイスの続きです。この続編がいつまで続くのかは分りませんが、時々、書くことが出来たらと思います。私自身は、2005年を卒業していますが、アメリカに在住していますので、こちらの現状教育状況のような形で報告できらと思います。私のほうに、以下のような質問が来ました。

TOFELが留学をする際に大事になってくるようですが、TOEICはあまり海外では必要ないのでしょうか?TOEICは近々受けようかと思っているのですが・・・

これはとても良い質問だと思います。TOEICは残念ながら留学とは全く関係ありません。多くの日本の企業は、これを英語能力を測る指数に使っているようです。更に日本のランドスケープ事務所では、この点数がいると言ったことは、ほとんど無いと思います。既に申し込んでいるなら、ぜひ受けて下さい。私は今までに一回もこの試験を受けたことがありません。(私もいつか受けてみたほうが良いかのもしれません。。。)

ルイジアナ州立大学ランドスケープ・アーキテクチュアのデザインスタジオのプレゼンの様子。2004年1月。

ルイジアナ州立大学ランドスケープ・アーキテクチュアのデザインスタジオ様子。2004年1月。

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ランドスケープ留学のアドバイス -日本とアメリカの大学・大学院

4月 17th, 2010

3週間ぶりのブログが更新になります。仕事の締め切りや初めて両親がアメリカに訪問し親孝行に励むなど、少し忙しくしていました。

この間に、偶然、明治大学時代にお世話になった先生から連絡があり、ランドスケープデザインのやる気があり、海外に興味がある子がいるから少し相談にのってくれないか?という連絡がありました。私のほうは、まだまだ未熟者なのですが、アメリカでランドスケープを勉強し、仕事をする生活もすでに7年以上の年月が経っており、私のほうで良ければ相談にのりましょう♪と心よく引き受けることにしました。

今回は、その学生から質問があったことは、他のランドスケープ、もしくは建築やインテリアデザインなどの学生達も同じような疑問を思っているのではないか?と思い、ブログにすることにしました。

ルイジアナ州立大学キャンパス

ルイジアナ州立大学キャンパス 2回目の留学(2003-2005)


 
 
■海外(アメリカ)でランドスケープデザインの仕事で働くためには、どの程度の英語力が必要でしょうか?
 

  1. 本気で、こちらでランドスケープアーキテクトと働くためには、まずアメリカのランドスケープ・アーキテクチュア学科の大学、もしくは大学院を卒業する必要があると思います。 » Read more: ランドスケープ留学のアドバイス -日本とアメリカの大学・大学院

ランドスケープと時間管理、そして基礎技術とコンピューター・テクノロジー (留学した頃から就職・実務まで…)

3月 20th, 2010

「プロフェッショナルとしての時間管理、つまり仕事と私生活のバランスを上手く保つか?」
「限られた時間の中で私たちのデザインの質を上げる共に、クライアントが満足するプロジェクトをするか?」

最近、ランドスケープの仕事をしている際に、時間と仕事について考える機会がありました。この時間については学生時代にインターンをした頃からプロフェッショナルの仕事をしている現在まで、難しい課題だな。。。といつも思っています。
 
時間とランドスケープの仕事
デザインの仕事では、設計時間を多くかけたからといって、それがいつも最高に素晴らしくなるといった保証はありません。反対に時間が少なくしたから良いという訳でもありません。適度にバランスを取れた設計時間を見出し、計画・デザインをするという行為に、現在のランドスケープアーキテクトはチャレンジする価値があるのではないか?と個人的には思っています。
では、どのように時間を扱ったら良いのか?ということになりますが、それについては、まず私達ランドスケープアーキテクトの仕事の成り立ちを理解し踏まえる必要があるでしょう。
ランドスケープの仕事は、簡潔に表現すると、クライアントから依頼をもらい、それに対してランドスケープの観点からのソリューションを出すというサービスになります。そして、クライアントは私たちのソリューションやアイデアを含んだデザイン資料やサービスに対して設計料金を払います。この設計料と仕事の関係については、もしクライアント側の方であれば、私達デザイナーの精神的労働と言う時間を理解してくれると有難いですし、デザイナー側の人であればクライアントが報酬を払っているという時間を利用しているという事を大事にする必要があると思います。

Time -  時間…

Time -  時間…

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High Line Park – 総括 – 荒廃した高架。そこに敷かれた砂利の間から生えた草。全ては、ここから始まった。

1月 22nd, 2010

現在、ニューヨークのアイコン的な公園になったThe High Lineだが、2001年当時は貨物列車が使用しなくなってから約20年が経ち、市長のジュリアーニの了承の下に、取り壊しまで後1ヶ月という寸前の危機に直面していた。
その取り壊しに関する自治会(Community Board Meeting)で、ある二人の住民が出会うまでは。。。

この二人の名前はJosha DavidとRobert Hammond。後に、非営利団体のThe Friends of High Lineを作ることになり、このThe High Lineの貨物列車高架の保存を唱え、その上に公共空間があることを想像しました。彼らが始めた草の根運動は、アーティスト、芸能人、企業家、政治家を含め、少しづつ大きな運動に発展します。

その願いは市長選の政策課題に取り上げられ、遂には、市からの公共空間としての利用許可が降ります。そして2003年にThe Friends of High Lineを中心に、この公園を作るきっかけにもなる国際コンペを開くまでに至りました。現在は、The Friends of High Lineは、運営管理に積極的に関わりつつ、そのコストの約7割の資金を補う為の、多大な献金を集める中心的な存在になっています。

今回は、総括としてthe Friends of High Lineが多く使用しているYouTubeを活用して、一連の事がわかる画像を紹介します。もちろん、実際に皆さんには行って欲しいのですが、少しはこれで体験出来たらと思います。英語ですが、少し分からなくても、どれも楽しめると思います。

まずは、全体的なHigh Lineの内容がわかるビデオ。映画「アメリカンヒストリーX」で有名なEdward Norton(ニューヨーク市民)が出てたりします。



The High Line公園の全体の流れ

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High Line Park – 宙から車を眺める屋外シアター

1月 13th, 2010

しばらく時間を空けてしまいましたが、またHigh Line Parkの続きを紹介したいと思います。この公園は、意外と見所が多いのです。

そのThe High Lineのメインとなるのが、Amphitheater(屋外シアター・劇場)です。何と、このAmphitheaterは、公園の下を通る車の交通を眺めるというものです。

Amphitheater - 屋上公園の下を通る車の交通を眺める。

Amphitheater - 屋上公園の下を通る車の交通を眺める。

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