Posts Tagged ‘植物’

植物好きの継続教育

10月 1st, 2011

今日は月初めの土曜日、Davidが主催するPlant Walkに行く日でした。Davidと私は、二年前に地元の公園のボランティアを通して、知り合いになりました。ボランティアは、彼が中心になり地域住民と共に、公園の一部に自生種の植物(Native plants)を中心に植栽するものでした。このボランティアをきっかけに、彼が月に一度行う、植物の紹介するPlant Walkに通うようになりました。

Plant Walkにて植物を紹介するDavid McLean

Plant Walkにて植物を紹介するDavid McLean


私自身も植物については、大変興味がありますし、彼がこだわっているEdible Plantsといったハーブや野菜を中心の話も、とても面白いです。食べることの出来る植物は、一般の人々にも親しまれていますし、オーガニック野菜などを中心にして健康を維持するのが注目を浴びています。このことに関して、ランドスケープアーキテクトとして植物の知識を広げておく必要があると思います。また、フロリダを中心とした亜熱帯における自生種の植物も、とても勉強になります。

3週間前にロンドンに旅行した際に、その際にKew Gardenに立ち寄りました。その温室には、イギリス王室を中心になって集めた » Read more: 植物好きの継続教育

Paley Park ペイリーパーク ポケットパークに価値を見つめる

3月 22nd, 2011

先日、事務所のライブラリーでTrees for Architecture and the Landscapeという題名の古い本に偶然出会いました。よく見ると、著者はRobert Zion。そう言えば、お世話になった都田先生はよくRobert Zionの話をしていたなぁと学生時代のことを思い出しました。彼は、ニューヨークのポケットパークの元祖、Paley Parkを設計したことで有名なのですが、私個人的には、先生がスライドで見せてくれた彼のライフスタイルに学生時代は憧れた記憶があります。とにかく、彼の事務所は週4日働けばよく、更には、彼自身は馬で出勤するというものだったのですから。。。

彼のように優雅なライフスタイルをすることは、私個人、そして現在の働く人達にとって、とてもチャレンジであることは間違いないでしょう。しかし、そこまでの生活スタイルまでには、いきませんが、自分の好きな仕事をできる環境があることが、とても恵まれたことなのかもしれません。そして、それを可能にしてくれる、良きクライアントやコンサルタントの人達と働き、周りの人からサポートがあることは、本当に感謝すべきことなのだと最近は思っています。

さて、話を元のRobert Zionに戻して、彼の本との出会いを祝し、皆さんにポケットパークの好事例と称される、Paley Parkを紹介したいと思います。

Paley Park Fountain

Paley Park ペイリーパークので寛ぐ人たち。Honey Locustの木々からの木漏れ日が心地よい。

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ランドスケープと時間管理、そして基礎技術とコンピューター・テクノロジー (留学した頃から就職・実務まで…)

3月 20th, 2010

「プロフェッショナルとしての時間管理、つまり仕事と私生活のバランスを上手く保つか?」
「限られた時間の中で私たちのデザインの質を上げる共に、クライアントが満足するプロジェクトをするか?」

最近、ランドスケープの仕事をしている際に、時間と仕事について考える機会がありました。この時間については学生時代にインターンをした頃からプロフェッショナルの仕事をしている現在まで、難しい課題だな。。。といつも思っています。
 
時間とランドスケープの仕事
デザインの仕事では、設計時間を多くかけたからといって、それがいつも最高に素晴らしくなるといった保証はありません。反対に時間が少なくしたから良いという訳でもありません。適度にバランスを取れた設計時間を見出し、計画・デザインをするという行為に、現在のランドスケープアーキテクトはチャレンジする価値があるのではないか?と個人的には思っています。
では、どのように時間を扱ったら良いのか?ということになりますが、それについては、まず私達ランドスケープアーキテクトの仕事の成り立ちを理解し踏まえる必要があるでしょう。
ランドスケープの仕事は、簡潔に表現すると、クライアントから依頼をもらい、それに対してランドスケープの観点からのソリューションを出すというサービスになります。そして、クライアントは私たちのソリューションやアイデアを含んだデザイン資料やサービスに対して設計料金を払います。この設計料と仕事の関係については、もしクライアント側の方であれば、私達デザイナーの精神的労働と言う時間を理解してくれると有難いですし、デザイナー側の人であればクライアントが報酬を払っているという時間を利用しているという事を大事にする必要があると思います。

Time -  時間…

Time -  時間…

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Promenade Plantée パリの空中公園

3月 4th, 2010

以前にニューヨークに出来たばかりの新しい公園 – The High Line Parkを紹介しました。今回は、その先例となったパリにあるPromenade Plantéeを紹介したいと思います。私が訪れたのは、大学院を卒業した後すぐの2005年9月ですから、少し情報的には古くなりまが、私のスケッチブック(ジャーナル)にも素晴らしい線路高架を利用したプロジェクトと書き記してあり、とても記憶に残るユニークな公園です。
 

屋上公園の下には、ブリックのファサードをもつアート・クラフト系のショップが並んでいます。

屋上公園の下にある、ブリックのファサードをもつアート・クラフト系のショップ


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植栽デザイン Planting Design

2月 23rd, 2010

フロリダの住んでいる町(Fort Lauderdale)で、Secret Garaden Tourというイベントを通して、億万長者の有名人や園芸愛好家の庭園を見る機会がありました。そこで感じたのは、いくらお金をかけていても味気のない庭であったり、もしくは、ちょっとした庭でも、これは良いなと思われるものに分かれました。その違いは、どこにあったかというと、植えてある樹木、灌木、グランドカバーといった植栽だと私は思いました。(残念ながら防犯の都合上、一切写真を撮ることが出来ませんでした。。。)
そこで、今回は植栽デザイン(Planting Design)について触れてみたいと思います。植物というのは、どうしてもランドスケープ・アーキテクトの仕事をしていると、この部分に関わらないと言う訳にはいきません。今回、この記事を書いているときに、米国のLandscapeArchitecture大学院時代にPlantingDesignという授業を受けた時の教科書や、仕事を始めてから購入した本を久しぶりにパラパラと読んでみました。正直言いますと「これだ!」っていう本が無いのが本音ですが、いくつか挙げてみることにします。 

さて、話を植栽デザインの方向に » Read more: 植栽デザイン Planting Design