Posts Tagged ‘留学’

アメリカのランドスケープ大学院のポートフォリオについて-デザイン系のバックグラウンドが無い人のために

7月 3rd, 2013

過去に多くの方から、自分はデザイン系のバックグランドが無い(建築、造園、インテリア、アート等)ですが、アメリカのランドスケープ大学院の受験をしたいという問い合わせが多くありました。私が大学院にいた時は、半分ぐらいの大学院生が、デザイン系のバックグランドが無い人でした。私自身は、一年間、交換留学のような形で、コロラドのランドスケープ学科にいましたので、大学院に応募する際には、それなりの作品がありました。(今思うと、たいした事のないものですが。。。)それ故に、この点に関して、どのようにしたら良いのか、あまり分かりませんでした。

大学院募集時のランドスケープポートフォリオ(黒)、インターン募集時のポートフォリオ(白)

大学院募集時のポートフォリオ(黒)、インターン募集時のポートフォリオ(白)


さて、米国のランドスケープ大学院は、デザインのバックグラウンドが無い人用に、3年間のコースをきちんと用意してあります。ただ、先月、事務所に入ったデザイン形の経験が無かった留学生の同僚に聞いたところ、ポートフォリオを提出したと言っていました。ポートフォリオは型にはまるようなものは、無いのですが、同僚の意見を含めて、以下のようなものを含めて提出するのが良いと思います。

» Read more: アメリカのランドスケープ大学院のポートフォリオについて-デザイン系のバックグラウンドが無い人のために

英語、グローバル化のことを考える

1月 21st, 2012

先週、知り合いから英語の翻訳を見て欲しいと言い、手伝う機会がありました。日本の会社から海外への工場の指示文章で、私の英語にとってもチャレンジ的な内容でエンジョイさせて頂きました。普段、英語に関係ない日本のエンジニアの方が、そういう文章を作らなければいけないという点で、とても困っているようでしたのでした。今までは、海外の工場へは日本の文章で指示を出せたのですが、それでは、翻訳の意図がバラバラで統率がとれないということであり、日本本社からも、海外へ英語で指示するように変えるという方向転換をしたようです。

翻訳を手伝う中で、日本のグローバル化が激しく進むの現在を、とても感じる機会になりました。日本にいても、海外と連絡を出来る人材、もしくは将来的に、そういうことの出来る人材が必要なようです。

World Map 世界はとても広い。

World Map 世界はとても広い。


しかし、留学をする若者は、この現状を受けても、減っているという現実があるようです。「もう、どこにいても逃げ回ることが出来ない時代なのかもしれません。むしろ、これをチャンスと捉え、立ち向かっていく」人が必要な時代なのだと思います。

海外へ行くと、日本企業への就職が厳しいと » Read more: 英語、グローバル化のことを考える

建築留学の動画 「海外で建築を学ぶ方法」

6月 15th, 2011

Twitterを通して、海外の建築留学の方法に関するプレゼンをした動画を見つけましたので、今回、シェアさせていただきます。音や画像が途中、青くなったりしますが、「建築」と「ランドスケープ」の留学も、学ぶまでの過程はとても類似していますので、ランドスケープで留学したい方も参考にして頂ければと思います。


私も、これに似たようなプレゼンを卒業した大学で、数回して » Read more: 建築留学の動画 「海外で建築を学ぶ方法」

奨学金(Scholorships)情報 ランドスケープアーキテクチャーの米国留学

6月 5th, 2011

米国の大学・大学院において気づいたのが、多くの奨学金が存在することです。企業・個人からの献金が大学に多く集まるのです。少し気になったので、奨学金という言葉についてWikipediaで調べると以下のようになります。

「奨学金(しょうがくきん)は、能力のある学生に対して、金銭の給付・貸与を行う制度。金銭的・経済的理由により修学困難とされる学生に修学を促すことを目的とすることも多いが、金銭的・経済的な必要性を問わず、学生の能力に対して給付されることもある。」

米国における多くの奨学金は、前者の経済的サポートというよりは、後者の優秀な学生に対して授与するというものが多いと思います。実は、私が学生の頃は知りませんでしたが、海外からの留学生でも申し込むことが出来る多くの奨学金が存在しますので、今回、紹介させて頂きます。

LAF(Landscape Architecture Foundation)の奨学金

LAF の奨学金情報のウェブサイト

LAF の奨学金情報のウェブサイト


http://lafoundation.org/scholarship/leadership-in-landscape/awards-available/

例えば、2011年で、大学院生で、日本人が » Read more: 奨学金(Scholorships)情報 ランドスケープアーキテクチャーの米国留学

ランドスケープ留学(大学院)、合格おめでとう!& 留学中は、インターンシップを!

5月 24th, 2011

とても嬉しいニュースをブログを読んでいる方から頂きました。このブログを書き始めてから、ランドスケープ(Landscape Architecture)留学の相談を多くの方から受けてきました。何と、その中の方から、米国のランドスケープの大学院に合格した!とお便りを頂きました。初合格者ですので、私にとっても、これからランドスケープ・アーキテクトを目指す方が増えるのは、とても喜ばしいことです。

最近、米国のランドスケープ大学院について、この5月に卒業する友人と話す機会がありました。彼は、こちらでの留学生活を通して、日本のランドスケープ教育と米国のランドスケープ教育に、とても差があると感じたと言っていました。私も、この点に関しては、自分の経験からして同意見になります。さて、「何が違うのでしょうか?」

  1. 日本は研究重視 vs 米国は設計・計画の実務重視
  2. 米国のランドスケープ学科は、多人数の教授陣を抱える。大学によって、異なるが、10~25人程度が一般のようです。
  3. ランドスケープとしての専門職の社会的認知度、立場が異なる。→この点に関しては、私もランドスケープアーキテクトの一人として、これから頑張っていかなければなりません。

1番に関しては、大学のカリキュラムに反映されているようです。大学によっては、4年、5年の高学年の学生に、実務のインターンシップを必須としているカリキュラムが多く存在します。つまり、生徒を学生期間中に一学期間、実務の経験を積ませるということです。私が卒業したLouisiana State Universityも、今年の届いたニュースレター冊子によると、今まで選択科目であったインターンシップを、必須にしたと書いてありました。

LSU LA 2011 news letter

LSU Landscape Architecture 2011 news letterの冊子。毎年、卒業生に生徒がどのようなプロジェクトに取り組んでいるか。また、現在、活躍している卒業生のインタビュー記事などが載っています。

私自身も最初の冬休みは、 » Read more: ランドスケープ留学(大学院)、合格おめでとう!& 留学中は、インターンシップを!

ランドスケープデザイン・アーキテクトを目指す人、もしくは職業に就いている人の為の本(アメリカ留学の人には特にお勧め)

4月 15th, 2011

この本は、私が日本の大学時代に購入した本です。当時、この著者である都田先生の授業をスライド整理を手伝うと共に、聴講していました。その授業では、この本を読んでレポートを書く課題があり、この本を読みながらアメリカのランドスケープについて、期待感をふくまらせていきました。米国のランドスケープの分野について、あまり詳しくなかったので、少し距離感があったものの、この本に出てくるランドスケープアーキテクト達が語りかえる言葉は、とても新鮮で、わくわくするものがありました。 » Read more: ランドスケープデザイン・アーキテクトを目指す人、もしくは職業に就いている人の為の本(アメリカ留学の人には特にお勧め)