Archive for 2011年4月

Greenacre Park ポケットパークのディテールを観る

4月 26th, 2011

以前紹介したGreenacre Parkの続きになります。7年前に私のLSU大学院のMax先生と学生達と一緒にフィールドトリップで、この公園には初めて訪れました。そのとき、ハーバード時代のMax先生の先生が、この公園の設計担当をしたKinoshita氏らしく、いろいろと話してくれました。その話によると、Kinoshita氏はサーリネンの事務所で働いていた時に覚えた、実寸スケール、つまり1:1のモックアップをこの公園の施工時にやったそうです。ですから、この小さな公園には、多くのディテールも見応えがあります。マテリアルの使い方も、アメリカらしい力強さを感じさせつつ、石という日本的な素材も多くに使われています。まず最初に注目したいのは、エントランス部には、彫られた御影石にエッチングによるとてもシンプルなサインとトレリスです。

Greenacre Park Entrance Signage

シンプルなサイン(公園看板)と繊細な緑陰


よく観るとその上には、このような言葉が書かれています。

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日本造園学会(JILA: Japanese Institution of Landscape Architecture)の薦め

4月 21st, 2011

今日、4月22日はEarth Dayです。そう、「地球環境について考える日」なのです。

「環境問題は、人と生物、地球、人と人のコミュニケーション問題ともいえます。そして私たちはだれも、この地球と100%関わり、家族や友人との間柄にも似た不可分の関係を持っています。だからアースデイは、私たち一人ひとりのものなのです。
 アースデイには、代表も規則もありません。民族・国籍・信条・政党・宗派をこえて、だれもが自由にその人の方法で、地球環境を守る意思表示をする国際連帯行動です。すべての人が、同じ輪の上で自由に起こせる、世界初でおそらく唯一のアクションがアースデイです。あなたもぜひ、自分と地球とそこに住むたくさんの生命との対話、アースデイ・アクションを起こしてください。そして、その活動を互いに知らせあい、大きな輪をつくりましょう。」
http://www.earthday-tokyo.org/2011/aboutus/ target=”_blank”より引用

私にとっては、ランドスケープの仕事をすることが地球環境を考える事だと思っています。もちろん、依頼者の意向によっては、常に地球環境がに良いこととは言えませんが、少しでも環境のことを理解して欲しいと思って、仕事をしています。そして、人、自然、生物のバランスを取りつつ、将来の計画・設計することが、今日のランドスケープの課題であります。

さて、今日、私がEarth Dayにちなんで、ランドスケープに関心ある人に対して、普及活動をしたいのが、日本の造園学会です。昨年まで知らなかったのですが、この日本の造園学会は、海外にいる人も入会出来るのです。私のほうは、昨年、そのことを知りまして入会させて頂きました。(一方、アメリカ造園学会のほうは、大学院時代から入会してていましたが。。。)入会すると、学会誌も丁寧に船便で、きちんと送られてくるのです。

日本造園学会誌 ランドスケープ研究

日本造園学会誌 ランドスケープ研究 - SEA MAILのスタンプが見えるでしょうか?

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これぞ、最高のポケットパーク! Greenacre Park (グリーンエーカーパーク)

4月 19th, 2011

以前のブログで、ポケットパークの先駆けとなったPaley Parkを紹介させて頂きました。今回は、私が知っている限りで、最も素晴らしいポケットパークを紹介します。その公園は、ニューヨークのマンハッタンに所在し、名称はGreenacre Park(グリンエーカーパーク)と言います。皆さん知らないでしょうが、日系アメリカ人のランドスケープアーキテクトによって設計されたものなのです。当初、公園はAbby Rockefeller Mauzé(John D. Rockfellerの孫)によって創設されたGreenacre Foundationが、ランドスケープの事務所、Sasaki Associatesに依頼し、そこの所長(Principal)をしていたMasao Kinoshita氏によって設計され、1971年に開園に至ったという経緯があります。

Greenacre Park

Greenacre Parkを道路側から眺める。「この中に入ってごらん!」と、街の人々を魅了しています。

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ランドスケープデザイン・アーキテクトを目指す人、もしくは職業に就いている人の為の本(アメリカ留学の人には特にお勧め)

4月 15th, 2011

この本は、私が日本の大学時代に購入した本です。当時、この著者である都田先生の授業をスライド整理を手伝うと共に、聴講していました。その授業では、この本を読んでレポートを書く課題があり、この本を読みながらアメリカのランドスケープについて、期待感をふくまらせていきました。米国のランドスケープの分野について、あまり詳しくなかったので、少し距離感があったものの、この本に出てくるランドスケープアーキテクト達が語りかえる言葉は、とても新鮮で、わくわくするものがありました。 » Read more: ランドスケープデザイン・アーキテクトを目指す人、もしくは職業に就いている人の為の本(アメリカ留学の人には特にお勧め)

まちづくり・都市デザインの本(アーバンデザイナー、都市計画家、建築家、ランドスケープアーキテクトの辞書として)

4月 12th, 2011

久しぶりに新しい本で、これは良い!と思った都市デザイン・計画の本がありますので、皆さんとシェアさせて頂きます。タイトルは、「The Language of Towns and Cities」といい、2010年の11月に出版されたばかりです。まちづくり・ランドスケープにおけるキーワード・用語について、とても明快なグラフィックと共に、簡潔に重要な点がが抑えられています。

例えば、「Open Space」という言葉を引いてみると、Figure-ground study(白と黒により、建築物と空地を塗り分けたダイアグラム図)と共に、世界の代表的なスペースがまとめられています。各425mというスケールで書かれているので、そのボリューム感や広さを感じ取ることができます。

Open Space - ©The Language of Towns and Cities

Open Space - ©The Language of Towns and Cities

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サステイナブルなランドスケープデザイン・計画の動画

4月 5th, 2011

日本では、桜が咲く美しい時期でしょうか?海外に住む私にとっては、薄ピンクの色に染まる日本の町並みが恋しくなります。同僚は、先週末に米国のワシントン州で、日本から寄贈された染井吉野(Prunus × yedoensis)の桜を観てきて感動したと言っていました。(米国ではYoshino Cherryと呼ばれています。)
さて、この4月は、私達ランドスケープアーキテクトにとっては、National Landscape Architecture Month(ランドスケープ月間)でもあるのです。ASLAでは、この月間を契機に、「未来をデザインする – サステイナブルランドスケープ」(Designing Our Future:Sustainable Landscape)と題したウェブサイトを作り、ランドスケープの普及推進に心がけています↓
http://www.asla.org/sustainablelandscapes/
ウェブサイトでは、20のサステイナブルなケーススタディと共に、6つの動画が公開しています。この動画がとても簡潔に、よく出来ているので、紹介させて頂きます。


↑サステイナブルな住宅外構・ランドスケープの計画・デザイン » Read more: サステイナブルなランドスケープデザイン・計画の動画