Paley Park ペイリーパーク 都市の小さな緑空間

2011年 3月 28日 月曜日by Taguchi 1 comment »

前回に引き続き、もう少しペイリーパークの事について書くことにします。
ポケットパークという空間は、特に日本のような小空間な都市環境においては、有効な空間であると私は考えています。しかし、少し間違った位置にこの空間を作ると薄暗く、誰も入りたくなくなるような空間になってしまうのではないか?という疑問が生じます。今回、このブログを書くのを良い機会にでペイリーパークの位置について考察してみました。

まず、下の地図を見ると、この公園が南側が開けている位置にあることが分ります。

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さらにグーグルマップでストリートビューを見ると、東側の建物が2,3階建て程度に抑えられており、太陽の光を入れるように設計、もしくは規制されていることが分ります。午前中の時間には、ある程度、太陽光が公園の西側にある建物に反射し、十分な光が入ることでしょう。更には、建物自体も約8階まで白系の色のファサードにしており、より光を反射するようになっているようです。

柔らかな光と緑 Paley Park

柔らかな光と緑

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Paley Park ペイリーパーク ポケットパークに価値を見つめる

2011年 3月 22日 火曜日by Taguchi 2 comments »

先日、事務所のライブラリーでTrees for Architecture and the Landscapeという題名の古い本に偶然出会いました。よく見ると、著者はRobert Zion。そう言えば、お世話になった都田先生はよくRobert Zionの話をしていたなぁと学生時代のことを思い出しました。彼は、ニューヨークのポケットパークの元祖、Paley Parkを設計したことで有名なのですが、私個人的には、先生がスライドで見せてくれた彼のライフスタイルに学生時代は憧れた記憶があります。とにかく、彼の事務所は週4日働けばよく、更には、彼自身は馬で出勤するというものだったのですから。。。

彼のように優雅なライフスタイルをすることは、私個人、そして現在の働く人達にとって、とてもチャレンジであることは間違いないでしょう。しかし、そこまでの生活スタイルまでには、いきませんが、自分の好きな仕事をできる環境があることが、とても恵まれたことなのかもしれません。そして、それを可能にしてくれる、良きクライアントやコンサルタントの人達と働き、周りの人からサポートがあることは、本当に感謝すべきことなのだと最近は思っています。

さて、話を元のRobert Zionに戻して、彼の本との出会いを祝し、皆さんにポケットパークの好事例と称される、Paley Parkを紹介したいと思います。

Paley Park Fountain

Paley Park ペイリーパークので寛ぐ人たち。Honey Locustの木々からの木漏れ日が心地よい。

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災害時対策のチェックリスト

2011年 3月 16日 水曜日by Taguchi No comments »

今回の東北地方における地震、津波、そして原子力発電の災害のことは、私自信とてもショックな出来事でありました。海外にいる私が悩んでどうするのか?落ち込んでどうするのか?と自問しながらも、感情的に不安定な日々が続きました。
なぜ私自身は海外に滞在し、働いているのか?
などど深刻に考えてしまいました。これに関しては、未だに、はっきりした答えが出ません…結局は、誰かが手助けが必要な時に、すぐ行動が取れるよう、今は、精神、肉体ともに切磋琢磨しようと決めました。いつか、国外で身につけた技術や知識を、日本に還元できればと思っています。その際は、無償の努力を惜しまないで、一日本人として、少しでも何かお手伝い出来たらと思います。

未だに、原子力発電のことに関しては、皆さんとても心配だと思います。今回、知り合いに送った災害時チェックリストが、参考になったと多くのメールを頂いたので、皆さんとシェアさせて頂きます。

Wilmaのハリケーンでは、このように大きな木や物が暴風により飛ばされ、電線が多くダメージを受けた。


5、6年前に、私がフロリダのハリケーンの被害で2週間ほど、電気が無く生活をした事がありました。その経験を活かして、私の会社が以下の災害時に必要なリストを作りました。良かったら参考にして下さい。
 
災害時に必要なものリスト

* 水 ー 3.5リットル(一日一人分)を3日から7日分 用意すること、ペットボトルに水をいれておくのも良いと思われる。 » 続きを読む Read more: 災害時対策のチェックリスト

2011年度、米国ランドスケープ学科のランキング

2011年 2月 22日 火曜日by Taguchi No comments »

最近、どのような米国のランドスケープの大学が良いか問い合わせがいくつかありましたので、2011年度のランクを更新しておきます。私の卒業したルイジアナ州立大学は、とても良く評価されているようです。テキサスの大学も、ヒーリングガーデンを専門とする先生が有名ですが、同様に良い評価を得ているようですね。

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デザイナーと英語 – 建築家、ランドスケープアーキテクト、インテリアデザイナー等の英語の勉強方法

2011年 2月 15日 火曜日by Taguchi 4 comments »

今回は、少しランドスケープから離れて、「デザイナーと英語」ということについて書いてみることにします。

なぜ、このような話題を書くのか?

それは、これから日本国内における建築関係の需要が少なくなる、しかし、海外には、設計を必要とする人達が多くあり、そこにデザインというサービスをしていく事が重要であると私は考えはじめました。この事実と傾向を踏まえると、コミュニケーションツールとしての英語は、デザイナーにとって、とても重要であると思うようになりました。もちろん、10数年の昔は、日本語だけ話せれば十分であったことは間違いないでしょう。しかし、高度経済成長期において職に就いていなかった私達の世代は、これから、10年、20年、30年という期間の将来を考えると、英語というツールの必須になっていく事は間違いないと思っています。

いつの間にか、私は米国でランドスケープアーキテクトの仕事を就いてから、5年以上の年月が過ぎ、留学も含めると約8年近くになります。仕事でも通常は、英語ですし、米国以外の海外のクライアントやコンサルタントの人達とやり取りすることも日常の一部となっています。しかし、私自身が英語が流暢でペラペラなのか?と客観的に見ると、「なかなか、そうではない。」というのが正直なところです。もちろん通常の生活や仕事には、支障が無いのですが、デザインと言う技術だけでなく、マネージメントしたり、チームを引っ張っていく中堅的な立場な自分を考えると、どうしても「コミュニケーション」としての英語を洗練させる必要があると考えるようになりました。これは、長い目で、将来を考えた上です。

オフィス

事務所では、様々な国々の出身のデザイナー達と一緒に働く機会がある。

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ブライアントパーク 安全な公園を目指して

2010年 10月 26日 火曜日by Taguchi No comments »

前回のブライアントパークの続きです。この公園の成り立ちを辿ると、少し興味深いものがありますので、簡単にですが、この公園の歴史を紹介させていただきます。

1884年Crystal Palaceの焼失した跡地に出来たReservoir Squareを、ブライアントパークと名づけ公園にしたのが始まりです。そして、この公園に隣接して、1911年にはNew York Public Library(名建築の一つ)が出来ます。1920年代には、地下鉄工事の作業現場になり、その後、1934年に新しく芝生を中心とした公園に再設計されます。

ブライアントパークとニューヨーク州立図書館

1900年初期のブライアントパークとニューヨーク州立図書館の様子を描いた絵


 
しかし、この上にある絵とは現実は異なり、 » 続きを読む Read more: ブライアントパーク 安全な公園を目指して