日本のランドスケープ・アーキテクチュア(造園)訪問リスト Japanese Landscape Architecture Must-See List

6月 25th, 2011 by Taguchi 4 comments »

来週には、私の同僚がバケーションで、日本に行く予定らしい。その彼女から、「日本でどこのランドスケープを観たら良いのか?」と聞かれました。このことに関しては、以前から学生やブログを読んでいる方から、「ランドスケープのお勧めな場所はありますか?」と以前に問い合わせがありましたので、今回、古典的な日本庭園から現代のランドスケープのプロジェクトまでリストに挙げてみることにします。

そもそも、モノや空間を観るということは、デザイナー・計画者にとって一番必要なことだと思います。その場所に行き、実際、その空間を感じてみることは、私がデザインする過程において、とても役に立つことが多いのです。その場所のSense、つまり雰囲気のようなものを感じることが、とても重要なのです。そこには、写真には見られない、利用し楽しむ人々や、在来する動植物、季節・天候により異なる景色などといった、時間・動的な要素が含まれるのです。このことを考えながら、どのように計画・デザインすれば良いのか?と自分自身で思考錯誤をしながら仕事をしています。

最初に、ランドスケープアーキテクトになりたいと学生の頃に思ったときは、私の周りには、デザイナーの方がほとんどいませんでした。私の先生も設計者ではありませんでしたが、「実際にモノを見るのが良いのでは?」とアドバイスを頂いたので、とりあえず、ランドスケープ関連の雑誌に載っている場所などを一人で訪ねては、そこでスケッチしたり、写真を撮ったりする事をよくしました。この事は、最近でも良くしていますし、やはり、そのことが実務に役に立つことが多いと最近、再評価しています。

ランドスケープ デザイン スケッチブック

今までのスケッチブック(ジャーナル)。どこか訪れるたびに、これを持ち歩いて、スケッチやメモをした。


 
今回は、自然的な国立公園や場所を除いたリストになりますが、以下がお勧めなランドスケープの場所に » Read more: 日本のランドスケープ・アーキテクチュア(造園)訪問リスト Japanese Landscape Architecture Must-See List

建築留学の動画 「海外で建築を学ぶ方法」

6月 15th, 2011 by Taguchi No comments »

Twitterを通して、海外の建築留学の方法に関するプレゼンをした動画を見つけましたので、今回、シェアさせていただきます。音や画像が途中、青くなったりしますが、「建築」と「ランドスケープ」の留学も、学ぶまでの過程はとても類似していますので、ランドスケープで留学したい方も参考にして頂ければと思います。


私も、これに似たようなプレゼンを卒業した大学で、数回して » Read more: 建築留学の動画 「海外で建築を学ぶ方法」

奨学金(Scholorships)情報 ランドスケープアーキテクチャーの米国留学

6月 5th, 2011 by Taguchi No comments »

米国の大学・大学院において気づいたのが、多くの奨学金が存在することです。企業・個人からの献金が大学に多く集まるのです。少し気になったので、奨学金という言葉についてWikipediaで調べると以下のようになります。

「奨学金(しょうがくきん)は、能力のある学生に対して、金銭の給付・貸与を行う制度。金銭的・経済的理由により修学困難とされる学生に修学を促すことを目的とすることも多いが、金銭的・経済的な必要性を問わず、学生の能力に対して給付されることもある。」

米国における多くの奨学金は、前者の経済的サポートというよりは、後者の優秀な学生に対して授与するというものが多いと思います。実は、私が学生の頃は知りませんでしたが、海外からの留学生でも申し込むことが出来る多くの奨学金が存在しますので、今回、紹介させて頂きます。

LAF(Landscape Architecture Foundation)の奨学金

LAF の奨学金情報のウェブサイト

LAF の奨学金情報のウェブサイト


http://lafoundation.org/scholarship/leadership-in-landscape/awards-available/

例えば、2011年で、大学院生で、日本人が » Read more: 奨学金(Scholorships)情報 ランドスケープアーキテクチャーの米国留学

事務所のインターンシップ - ランドスケープの学生達

6月 2nd, 2011 by Taguchi 1 comment »

先週から、夏のインターン生が事務所にやって来ました。今年は、計10人です。ついつい、私がインターンした頃を思い出してしまいます。もう7年も前のことですから、時が経つのは早いものです。

さて、私の事務所のEDSAでは、最初の一週間にシュレット(Charrette)と呼ばれる課題をインターンにやらせることになっています。学生達に私達がやっているプロジェクト、もしくは類似したものを一週間かけてデザインしてもらいます。この間に、彼らにチームワークであったり、同期のインターン生としての自覚を学んでもらいます。

今回は、隣町のPompano Beach市のCRA(Community Redevelopment Agency 市の再開発を扱う公共機関)に対して公共事業の提案の設計・計画に取り組んでもらいました。テーマは”Temporary Urbanism”というの課題をつけました。

このシュレットは、通常、半日に一回、事務所のデザイナーを数人呼んで、その前でインターン生にプレゼンテーションをしてもらいます。その際に、いろいろなレビューや意見をもらい、さらにデザインを洗練化させていくのが典型的なプロセスです。

最終的には、市のCRAの職員を招いて、プレゼンしてもらいました。”Temporary Urbanism -つまり都市を活性化させるための公共空間と地域の人々を巻き込んだプログラム・イベント”というの課題・コンセプトにして、皆さん非常に良いプレゼンをしてくれました。今回、個人的には、とても優秀な学生達という印象を受けました。

Internship Charrette

インターンシップのシュレット(Charrette)と呼ばれる課題  左に座っているのはCRAの職員

今回、時代の流れ » Read more: 事務所のインターンシップ - ランドスケープの学生達

ランドスケープ留学(大学院)、合格おめでとう!& 留学中は、インターンシップを!

5月 24th, 2011 by Taguchi 2 comments »

とても嬉しいニュースをブログを読んでいる方から頂きました。このブログを書き始めてから、ランドスケープ(Landscape Architecture)留学の相談を多くの方から受けてきました。何と、その中の方から、米国のランドスケープの大学院に合格した!とお便りを頂きました。初合格者ですので、私にとっても、これからランドスケープ・アーキテクトを目指す方が増えるのは、とても喜ばしいことです。

最近、米国のランドスケープ大学院について、この5月に卒業する友人と話す機会がありました。彼は、こちらでの留学生活を通して、日本のランドスケープ教育と米国のランドスケープ教育に、とても差があると感じたと言っていました。私も、この点に関しては、自分の経験からして同意見になります。さて、「何が違うのでしょうか?」

  1. 日本は研究重視 vs 米国は設計・計画の実務重視
  2. 米国のランドスケープ学科は、多人数の教授陣を抱える。大学によって、異なるが、10~25人程度が一般のようです。
  3. ランドスケープとしての専門職の社会的認知度、立場が異なる。→この点に関しては、私もランドスケープアーキテクトの一人として、これから頑張っていかなければなりません。

1番に関しては、大学のカリキュラムに反映されているようです。大学によっては、4年、5年の高学年の学生に、実務のインターンシップを必須としているカリキュラムが多く存在します。つまり、生徒を学生期間中に一学期間、実務の経験を積ませるということです。私が卒業したLouisiana State Universityも、今年の届いたニュースレター冊子によると、今まで選択科目であったインターンシップを、必須にしたと書いてありました。

LSU LA 2011 news letter

LSU Landscape Architecture 2011 news letterの冊子。毎年、卒業生に生徒がどのようなプロジェクトに取り組んでいるか。また、現在、活躍している卒業生のインタビュー記事などが載っています。

私自身も最初の冬休みは、 » Read more: ランドスケープ留学(大学院)、合格おめでとう!& 留学中は、インターンシップを!

エコ・省エネ・サステイナブルなランドスケープの評価・研究、そして創造

5月 17th, 2011 by Taguchi 3 comments »

サステイナブル、それは共生と成長
エコロジー、それは環境にやさしい事
生物多様性、それは全ての生物、生態系の多様性との共存

私達ランドスケープ・アーキテクトはこのようなモットーを基に仕事をしている人が多いことだと思います。しかし、実際は不動産開発に関わる仕事が多く、「本当に環境にやさしい空間を創っているのだろうか?」という課題にぶつかることが多くあります。なぜなら、私達の仕事には、依頼者がおり、その依頼者は彼らのビジネスの為の経済的利益、つまりお金におけるサステイナビリティーを目指しているからです。

では、これからのランドスケープ・デザインはどうするべきなのか?
この質問に返答するのは、なかなか難しいことであるし、時と場所により異なるかもしれません。私の現在の答えとしては、経済的にもサステイナブルにし、かつ環境にも優しくすると両者が共にある設計・計画をしていく必要があると思います。そして、それが可能な時期になってきたと最近は感じています。温暖化・エネルギー問題に対しての一般の人々・企業の考え方が変化しつつあるからです。
更に、土地に対して、この環境、経済の両者をプラスの方向性を示すと共に、芸術的な面もランドスケープに織り込んでいき、アートとサステイナブルが両立し、バランスよくなれば、それは長期に渡って皆さんから喜ばれるランドスケープになるのでしょう。
 

Landscape Architecture Foundation

Landscape Architecture Foundationのウェブサイト

さて、なぜサステイナブルなランドスケープに » Read more: エコ・省エネ・サステイナブルなランドスケープの評価・研究、そして創造