トヨタの「カローラ」

1月 15th, 2012 by Taguchi No comments »

米国に住んでいると友人と車の話をすることが多いです。この国では、車が普段の交通手段だあるし、ほとんどの都市が車というものを中心にして計画されていると言っても過言はないでしょう。

日本の象徴に車というものがあるのが、世界の人たちからの目なのでしょう。そして、私が日本人であるからからこの話題になるのかもしれません。

年末、本を整理していたら、という本が出てきました。特に目立った本ではないのですが、この本を読んでいて、とても納得した点がありました。

一つは、カローラの車が8代目から9代目にかけて、とてもデザインが変化したことです。これは、ベルギーにあるデザインスタジオの » Read more: トヨタの「カローラ」

「日本のデザイン――美意識がつくる未来」を読む

1月 2nd, 2012 by Taguchi No comments »

今年の年末は、10月の終わりに日本に滞在したこともあり、米国でお正月を過ごすことになりました。この時間がある時に、原研哉著の「日本のデザイン」という本を読みました。日本人の美意識、家、観光、素材などのトピックに分かれて、読みやすい本でした。いくつか個人的に、気に入った文章があったので、ここで記しておきます。

「住空間をきれいにするには、できるだけ空間から物をなくすことが肝要ではないだろうか。ものを所有することが豊かであると、僕らはいつの間にか考えるようになった。」p.99
このことは、著者はPeter Menzelの写真集を見てみる » Read more: 「日本のデザイン――美意識がつくる未来」を読む

アメリカのビザ申請(就労 H-1B)、OPT等

11月 8th, 2011 by Taguchi No comments »

今回は、アメリカの就労ビザについて書くことにします。なぜかと言うと、この事について、以前にも数人から質問されたことがありますし、どうしても米国で働くには、必要になるものです。更に、申請するにあたって、多くの書類が必要になるのです。私自身は、この書類に関して、あまり知識が無かった為に、苦労しました。学生さんだったり、米国で働きたい人たちは、これを読んで、少しでも必要な就労ビザについて知ってもらえたらと思います。もちろん、ランドスケープアーキテクト、建築家、インテリアデザイナーを目指す方には、特に参考になると思います。

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植物好きの継続教育

10月 1st, 2011 by Taguchi No comments »

今日は月初めの土曜日、Davidが主催するPlant Walkに行く日でした。Davidと私は、二年前に地元の公園のボランティアを通して、知り合いになりました。ボランティアは、彼が中心になり地域住民と共に、公園の一部に自生種の植物(Native plants)を中心に植栽するものでした。このボランティアをきっかけに、彼が月に一度行う、植物の紹介するPlant Walkに通うようになりました。

Plant Walkにて植物を紹介するDavid McLean

Plant Walkにて植物を紹介するDavid McLean


私自身も植物については、大変興味がありますし、彼がこだわっているEdible Plantsといったハーブや野菜を中心の話も、とても面白いです。食べることの出来る植物は、一般の人々にも親しまれていますし、オーガニック野菜などを中心にして健康を維持するのが注目を浴びています。このことに関して、ランドスケープアーキテクトとして植物の知識を広げておく必要があると思います。また、フロリダを中心とした亜熱帯における自生種の植物も、とても勉強になります。

3週間前にロンドンに旅行した際に、その際にKew Gardenに立ち寄りました。その温室には、イギリス王室を中心になって集めた » Read more: 植物好きの継続教育

ランドスケープの事務所と大学の関係 - 学生が実務のプロジェクトに取り組む

9月 26th, 2011 by Taguchi No comments »

8月の終わりに、私の大学院の母校であるLouisiana State Universityの学生達が事務所に来ました。LSUのBruce Sharky先生からの提案で、大学のスタジオ授業の一部として「学生達に実務のようなプロジェクトをやらせたい。」とのことでした。大学と私の事務所の関係は長期に渡るものでありましたので、軽く引き受けたようです。

この学生のプロジェクトに関して、事務所のほうから私にメインコーディネーターになってくれと頼まれました。個人的に、Bruce先生には、Mexico cityで約一ヶ月間に渡りフィールドとリップを一緒にしており、お世話になっていた恩もありましたし、学生にはいつでもオープンにしておくのが私のモットーであるので、私自身も快く引き受けることにしました。そして、責任者として学生達が多くのことを学べるように、スケジュールの調整から、プロジェクトの推進とレビューをする役割を担うことになりました。

予定としては、先生が引率し、約一週間の間にフロリダのField Trip(ランドスケープのプロジェクトを観る旅行)を3日間、私の事務所でDesign Charretteと呼ばれる短期のデザインワークショップを4日間というものでした。さて、Design Charretteと呼ばれるワークショップは、事務所に来るインターンの学生達が4,5日と短い間に、実際のプロジェクトをグループとして取り組むものです。毎日のように事務所のデザイナー達の前でプレゼンし、レビューやコメントを取り入れながら、デザインするのです。この期間は、異なった大学から来る10人程度のインターンの学生が知り合うのに良い機会ですし、その間に同期としてのグループ感覚をもつようになります。また私達デザイナーが、個々の学生の性格や技術がどのようなものなのか?理解することが出来るのです。

普段、このインターンの学生がするものを、LSUの学生達にやってもらうことになったのですが、大学の授業の一環としてやるのは、前例がありませんでした。更に、学生の数が約20人という多数であるのが、私にとって今回のチャレンジでした。特に、全国の大学から選ばれたインターンの学生とは異なり、技術がバラバラであるのも配慮する必要性がありました。

事務所でプロジェクトに取り組む学生達

事務所でプロジェクトに取り組む学生達(大学4年生、5年生、大学院の3年生)


Bruce先生の授業が、住宅を主とした街づくり(Residential Community Development)をテーマにしたものでありましたので、私は、カリブ海のWest Indiesにある山があり、美しいビーチがある約200acreの敷地をプロジェクトに使うことにし、ツーリズムを中心とした街づくりの課題を出すことにしました。。学生達に、大地の地形を理解してもらい、その中で、どの場所を保全すると共に、ディベロプメントが出来るのかというのが、ランドスケープアーキテクトとして重要だと思い » Read more: ランドスケープの事務所と大学の関係 - 学生が実務のプロジェクトに取り組む

グラウンドゼロ メモリアルSeptember 11th, Ground Zero Memorial

9月 9th, 2011 by Taguchi No comments »

2001年から、もう既に10年経ったのか。。。

当時、私は、コロラド州立大学で一年間、ランドスケープ学科に所属し、勉強していました。丁度、そのとき、New Yorkにテロが起こりました。そして、私は映画の一場面のようなショッキングなニュースをひたすら見ていました。

先日、ニューヨークに行った際にWorld Trade Center跡地の前のホテルに泊まり、その様子を観察する機会がありました。10年かかっても、なかなか回復に至るには、程遠いことを知りました。この時間の流れを考えると、東北の震災復興には、多くの年月が必要だな。。。と感じざるに負えませんでした。

Ground Zero Tower,  by SOM

Ground Zero Tower, by SOM

Ground Zero, 0911夜も明るく、コンストラクションが続く。

夜も明るく、コンストラクションが続く。

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